密約

責任を 取らぬ狸の 腹の内 ばかしかくして 寝たふりをする

非核三原則のウソがばれた。核の持込が有ったことを国民は感づいていたが確たる証拠がなかったので追及が出来なかった。これを追及すべきマスコミも、沖縄返還問題についての密約の存在を追及した西山記者を犠牲にして知らんぷりをしてしまったのと同じように、キッチリと検証も追求もしてこなかった。今や日本の国民も核や軍隊に対してのアレルギーが少なくなっている。アメリカや日本政府にとって喜ばしいことである。金正日に感謝していることだろう。
それにしても、自民党の良心と思われていた木村俊夫元外相や宮沢喜一元首相が密約文書について知らされていて、何も行動を起こさなかったということだが、それが政治というものなのだろうか。中曽根・安倍元首相がこの密約文書の内容知らされた時は膝を叩いて大喜びしたのではないかと思われますが?
それにしても、今回の発表は、民主党に政権が変わったことにより公表されたものであり、マスコミが追及して暴いたものではない。マスコミは、今までも政府に核仕事(変換ミス)をされても追及できないでいたので、政府に馬鹿にされていましたし、このような重大なことも、政府発表の形になってしまいましたね。
今回の密約に対して、自民党の議員からなんの発言もありませんが、多分、自分たちは知らなかったと寝たふりをして言い逃れをして誰も責任を取らないことでしょう。
また、外務省も重要書類を廃棄してしまったという。日本の歴史を国民に対して隠してしまうという歴史的失態を演じながら、誰も責任を取らないことでしょう。役人は国民のために働くもの、とは思っていない人たちの集まりのようですから。税金で食わせてもらっているのではなく、お前たち国民は、私たち役人様がいろいろと仕事をやってあげているのだからお金を払うのは当然、と思っているのでしょうから。